みなさん、こんにちは。
司法書士・行政書士の松崎充知生(まつさき)です。
2月17日(土)、日本司法書士会連合会と全国50の司法書士会及び関連団体と共催された全国一斉「遺言・相続相談会」に参加してきました。
私の所属する埼玉司法書士会では法務局職員や土地家屋調査士による面談イベントも同時開催していました。
最近、面談による無料相談会には1ヶ月に1回の頻度で参加してきましたが、全国一斉による電話相談会は今回で2回目の参加となります。
今回は法務省・総務省の後援によるメディア周知と相続登記義務化開始まで残り2ヶ月を切ったということもあり、開始時間の10時になった途端、一斉に電話が殺到し、1件の相談が完了するとすぐ電話が鳴り始める反響ぶりでした。
守秘義務がある為、具体的な内容を挙げることは避けますが、令和6年4月1日から相続登記義務化が始まることについて関心を寄せる声が多くありました。
不動産を取得した相続人は、所有権取得を知った日または遺産分割が成立した日から3年以内に、相続登記をしなければならないという期間の猶予はあるものの、その間にその相続人が更に死亡すると相続人が増え続けて用意するべき書類が多くなる為、できるだけ早めに準備を始めることが望ましいです。
他にも、相続人による申告登記、相続土地国庫帰属制度、法務局による遺言書保管制度等をご案内するケースもありました。これらは最近導入された制度もあり、事前に把握しておく必要性を改めて実感しました。
制度の詳細は宇都宮地方法務局のホームページがわかりやすく概要をまとめています。
相続土地国庫帰属制度は過去にも記事にしておりますのでご参照下さい。
最近改正された法制度も増えてきておりますので、今年は相続登記に関する業務に更に力を入れることになりそうですね。
今後も法令と実務に精通した対応を心掛けますので、安心してお任せいただければと思います。
司法書士会の中で開催する相談会は、県内の司法書士間で情報共有できる貴重な場でもあります。
私は司法書士登録と同時に司法書士法人に入社し、当時は業務が忙しく、司法書士会の行事には中々参加できずにいました。実務経験1年を超えた頃から積極的に参加するようになり、県内の先生方とご挨拶できる機会に感謝しています。
まだまだ知らない先生方の方が多いので今後も参加機会を増やしていきます。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
それではまた。
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