みなさん、こんにちは。
司法書士・行政書士の松崎充知生（まつさき）です。
令和７年４月７日、日本司法書士会連合会が学生さん向けの特設サイト「５W１Ｈ司法書士」を開設しました。
司法書士試験合格者の平均年齢は４１．５０歳(令和６年度)と年々上昇傾向にありますが、今回は学生さんに向けて司法書士の魅力を伝えるサイトになっています。
私も実際に拝見しましたが、司法書士についてとても親しみやすく表現されているのではないかなと思います。
弁護士の場合は、テレビドラマなどで裁判のシーンがよく登場するため、どのような仕事をしているのかイメージしやすいですよね。
一方で、司法書士は、メディアで取り上げられるケースも多くなく、世間的にはまだあまり知られていない印象です。
最近では、Netflixドラマ「地面師たち」で司法書士の話題が少し出てきたかなといったところです。
司法書士の主な業務は登記関連ですが、学生のうちは不動産の売買や会社の設立といった経験をするケースがほとんどないため、業務内容を具体的にイメージするのは難しいかもしれません。
私が大学に入学した当時は、司法書士の存在を知らず、ゼミを通して法律系の資格について調べていく中でその存在を知りました。実際に資格取得を目指して勉強を始めたのは社会人になってからです。
司法書士は、学生時代から目指して合格する人は少なく、多くの方が社会人として働いている中で、次のキャリアアップの一環として資格取得を目指しているように思います。
いざ司法書士業界に入ってみると、法学部出身の方だけでなく、別業界の会社員、専業主婦、裁判所職員等の公務員、高卒の方等、前職のキャリアは様々です。
中にはお笑い芸人、元暴力団員、元プロ野球選手の方もいらっしゃいます。
こういった背景があるのは、学生の時期に司法書士の情報を得る機会が少なく、そのまま学校を卒業して社会に出てしまうからではないかなと思います。
私自身も時々、大学の講義に登壇させていただく機会があるのですが、その際は学生さんにまず司法書士の業務内容を知っていただくところから始めています。
今回のような紹介動画は、学生さんに司法書士の仕事を身近に感じてもらううえで、非常に参考になりそうだと感じました。
司法書士試験は、受験料８０００円さえ用意できれば、性別・年齢・学歴・職業・国籍問わず誰でも受験することができます。
合格する為には全力を注ぐ覚悟が必要ですが、資格を手にした時、それは自分にとって大きな自信も付いてきます。
これから司法書士という職業に興味を持ってくださる方が一人でも増えたら嬉しいです。
司法書士にご興味ある方は是非、ご覧いただければと思います。
コメント